ホーム > くらしのガイド > 生活・環境・住まい > 公共交通 > HONDAとの連携 > (株)本田技術研究所とAIや自動運転などを活用した「交通・環境課題解決へ向けた技術実証実験に関する共同研究契約」を締結しました
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更新日:2025年6月24日
町では、Hondaの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所(以下、Honda)と、AIや自動運転などの先進技術を活用したモビリティの実現や、それらを活用した地方都市の交通課題の解決を目指し、令和7年3月12日に「交通・環境課題解決へ向けた技術実証実験に関する共同研究契約」を締結しました。
町とHondaは、共同で地方都市における交通・環境課題の分析を行うとともに、Hondaは、人と分かり合えるHonda独自の協調人工知能「Honda CI(Cooperative Intelligence※以下、CI)」を搭載したモビリティの実用化を目指し、「CI運転支援システム」や「地図レス協調運転技術」の技術実証実験を行います。
一方、町は、課題に対する解決策の検討や技術実証実験に必要なフィールドの提供に加え、官公庁との交渉およびその支援などに取り組みます。
ドライブレコーダー型デバイスにCIを組み込んだ「CI運転支援システム」をN-VAN e:に搭載し、公道で検証する技術実証実験を実施します。CIが周辺状況から運転リスクを予測して、そのリスクをドライバーに伝達することで安全行動を促し、ドライバーのリスク見落としによる交通事故を低減することを目指します。
具体的には、ドライブレコーダー型デバイスに内蔵された2つのカメラを用いて、CIが周辺環境の運転リスクを検出するとともに、ドライバーの注視方向を認識し、交通シーンとドライバーの認知状態に応じて、車内に設置したLEDインジケーターでドライバーに対して注意喚起を行います。
この実験用車両を町職員の公用車や町内のシェアカー(令和7年度は芳賀工業団地トランジットセンターに実証実験として配置予定)として活用することで、町はトランジットセンターを起点とする新たな公共交通について検証し、交通結節機能の拡充を図り、Hondaはシステムの有用性を検証するとともに、年齢や運転経験などに応じた運転傾向を計測し、高齢者や運転に不慣れな方の事故低減に向けた研究に活用していきます。