ここから本文です。
更新日:2012年5月31日
芳賀町総合情報館は、全国初の図書館・博物館・文書館の複合館として平成20年10月3日に開館しました。
芳賀町では、平成4年、公民館図書室が芳賀町民会館内に開室されていました。しかし、開架書架も満杯となり、閲覧コーナーの狭隘さ等、図書室サービスを十分に展開することはできず、平成10年代に入り住民から図書館設置が要望され始めました。
博物館施設については、昭和49年、旧南高根沢村役場庁舎を利用して郷土資料館が開館しました。この施設は、平成12年、廃校となった与能小学校にその機能を移転し引続き運営しましたが、十分に活用されているとは言い難い状況でした。
文書館は、芳賀町史編さん事業がそのきっかけになりました。平成6年度から本格的に開始された事業が中盤に差しかかった平成10年度の第五回芳賀町史編さん委員会において、収集資料の保存活用について意見が出されたことをきっかけに、文書館構想が浮上しました。このころより、編さん業務とともに、地方公文書館への視察や総務課所管であった町史編さん室を教育委員会に所管変更するなど将来の文書館を見据えた活動が行なわれるようになりました。
以上のような図書室、郷土資料館、町史編さん室の状況があり、芳賀町の町創りに対する理念等が総合化された結果、図書館・博物館・文書館の機能を複合した総合情報館構想ができました。
そして、総合情報館は、町民と町が一体となって文化・地域・行政情報資源を収集活用し、社会の急速な変化に十分対応できる、新たな地域創造を図る新世紀芳賀町の生涯学習と文化活動の総合拠点とすることを理念として掲げました。
また、規模の小さな単独館を別々に設置しても、いずれも不十分なものとなりがちです。そのため、総合情報館は町民のニーズの変化や情報の高度化にも対応しやすく、一体的に利用することでその利便性を高めることができるとし、機能の集約性をメリットにしています。
お問い合わせ