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更新日:2025年8月28日
里山林とはかつて燃料としての薪等の伐採や肥料として落葉の採取などを行い、人間が生活に利用し維持管理してきた森林です。森林は、豊かな水や空気を育み、さらには、地球温暖化の防止にも貢献するなど様々な働きを持っています。しかし、昭和30年代の燃料革命や化学肥料の普及により、利用されないまま放置されて大径木化や藪化するなど荒廃した里山林が多くなりました。
こうした大切な森林、元気な森を次世代に引き継いでいくために「とちぎの元気な森づくり県民税」が、平成20年4月から導入されています。
・個人:年額700円
・法人:均等割合の7%
芳賀町では、この県民税に基づく「とちぎの元気な森づくり市町村交付金事業」を活用して、平成20(2008)年度から里山林の整備及び管理の支援を行っています。
第1期:平成20(2008)年度から平成29(2017)年度まで
第2期:平成30(2018)年度から令和9(2027)年度まで
この事業を活用し、里山林の森林としての機能を回復し、次の世代に健全な姿で継承するため、地元住民による組織等の活動団体が中心となり、不用木の除去や藪の刈払いなどの取組を行う要望がありましたら、農政課までご連絡ください。
「とちぎの元気な森づくり里山林整備事業」は、様々な理由により「手入れ」の行き届かなくなった里山林について【とちぎの元気な森づくり県民税】を活用し、地元住民による組織等の活動団体により里山の刈払いや低木の抜き切りを行う事業です。
下記が事業メニューになります。
地域提案による里山林整備の実施により、里山林の価値を掘り起こし、継続的な里山林管理を促進する。
(整備対象森林)
継続して管理・活用ができる里山林であって、整備や活用方法について、整備活用計画が策定された里山林
通学路や住宅地周辺に隣接する里山林等を整備することにより、見通しをよくし地域の安全・安心を確保する。
(整備対象森林)
児童生徒が通学路等として利用する可能性の高い道路又は住宅に近接する里山林であって、当該道路か片側50m(両側で最大100m)以内の区域の藪化した見通しの悪い里山林
野生獣が発生する恐れのある田畑等に隣接する里山林を野生獣が人里に近づかないように整備する。
(整備対象森林)
野生獣被害が発生又は発生するおそれのある田畑から100m以内の藪化した見通しの悪い里山林
事業要件(1から3共通)
身近な里山林を整備したい、安全な通学路のために手入れしたい、山林に野生獣が住み着いているといったご相談がありましたら下記までご相談ください。
栃木県県東環境森林事務所電話番号:0285-81-9001
芳賀町農政課農業振興係電話番号:028-677-1110
栃木県/とちぎの元気な森づくり(とちぎの元気な森づくり県民税事業)(外部サイト)
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