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更新日:2012年2月8日
現在、学校教育は少子高齢化、国際化、価値観の多様化など、社会の変化が著しい中で、様々な課題に直面しています。中でも、国際調査などの比較から、学力の問題が大きく取り上げられており、最近では、学力の低下とともに意欲の低下が深刻であると指摘されています。
子ども達の状況も、学習意欲と同様に、生活習慣や豊かな心、体力などについても個人差が広がっているなどの課題があります。子ども達を取り巻く教育環境を考えたとき、いまこそ意欲にあふれ、たくましく生きる力を育む教育を推進していくことが重要です。
各小・中学校では、創意工夫を生かした特色ある教育活動を日々展開し、基礎・基本の確実な定着をはじめとした確かな学力の育成、豊かな人間性、健康や体力など「生きる力」を育むという新学習指導要領を計画的に実施することが重要です。
芳賀町教育委員会では、昭和56年に教育目標設定委員会を設置し、芳賀町の歴史や風土を愛し、その発展に寄与する人づくりを目指して、芳賀町立学校教育目標を設定しました。この教育目標を基本として、学習指導要領の改訂をはじめとした国の動向や学校教育に対する社会の要請等を踏まえて、学校や地域の実態に即して、子ども達に「生きる力」を育むため、次の事項を基本的な課題として取り組みます。
(1)知育・徳育・体育に食育を加えた調和のとれた人間性が豊かで「生きる力」を有した児童・生徒を目指し、人づくりを目指し、活力ある学校づくりを推進する。
(2)学校、家庭、地域社会との連携を密にし、相互信頼と協力のもとに教育力の向上を図り、地域に根づいた特色ある教育を推進する。
(3)国際化、情報化、少子高齢化社会に対応できる能力を培うため、教職員が使命感を自覚し、常に指導力を高め、創意ある教育活動が展開できるよう努める。
(4)教育諸条件の整備を図り、望ましい環境づくりに努める。
(5)学校教育活動が円滑に行われ、教育効果が高まるよう関係課が緻密な連携に努め長期的展望に立った援助・指導にあたる。
町政運営の指針として策定された『第5次芳賀町振興計画“クオリティ・プランはが”2015』、さらに教育行政の基本方針、学校教育の基本方針を踏まえて、本年度努力目標を次のように定め推進します。
(1)小・中学校の教育諸条件の整備について
ア芳賀東小学校の校庭拡張、不足教室を解消するための増改築事業を進める。
イ芳賀中学校体育館の改修計画を検討する。
ウ小・中学校の施設・設備の整備と改善を図る。
(2)教育内容・方法の改善と教育活動の充実について
ア生きる力を育む新学習指導要領の移行措置を計画的に実施する。
イ基礎・基本の徹底と学力の向上を図る。(指導助手、学力アップ推進会議)
ウ家庭学習の習慣化を図る。
エ小学校の外国語活動、中学校の海外交流活動を充実する。
オIT施設・備品の整備と有効活用の推進を図る。
カ体験活動の推進、勤労観、職業観の育成とキャリア教育の推進を図る。
キ地域に根ざした特色ある学校づくりを推進する。
ク学校・家庭・地域の連携による開かれた学校の推進を図る。
(3)健全な心身の発達と気力・体力の充実について
ア読書や道徳の時間などを通して心の教育の推進をする。(司書教諭助手)
イ基本的な生活習慣の確立を図る。(早寝・早起き・朝ごはんキャンペーン)
ウ学校を中心とした食育の推進を図る。(地産地消の推進)
エ学校保健・安全教育の充実を図る。
(4)特別支援教育の充実について
ア発達障害のある児童・生徒が、適切な指導・助言が得られるようこども支援委員会を適時開催する。
イ該当児童・生徒や保護者に対する継続的な相談・指導や教員への指導法などを助言する。(教育相談、臨床心理士)
(5)教職員の資質能力と指導力の向上について
ア県教育委員会、芳賀地区広域行政事務組合教育委員会等が開催する各種研修会に参加する。
イ町内小・中学校教育研究団体の活動を活性化する。
ウ学校事務職員、養護教諭、栄養職員、用務員、調理員の専門職研修に参加する。
エ校内研修の充実を図る。
(6)人権教育の推進いついて
ア「芳賀町人権教育の指導方針」に従い人権尊重の教育を推進する。
イ芳賀町人権教育研究会の研究を充実する。
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