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更新日:2019年3月5日
巡回バスは、決められた路線を時刻表通りに運行するため、利用者は停留所まで出向く必要があります。
また、乗客の有無にかかわらず時刻表通りに運行しなければなりません。
自治体が運営する町営バスの中には、乗客がほとんどいない便を運行しているものもあり、そのような状況においても「停留所が遠い」「近くにバス停がほしい」「路線を増やしてほしい」など様々な要望が寄せられているようです。
乗客がいないにも関わらずバスを走らせることは、燃料費の無駄や排気ガス量の増加に繋がり、環境に配慮した行政を推進している本町の理念から外れることにもなります。
これに対しデマンド交通は、決まった路線を通るのではなく、事前に電話等により利用申し込みのあった方の家を順次回りながら、それぞれの目的地で降ろすという「乗り合いタクシー」方式です。
もちろん、利用申し込みが無い場合は運行しませんので、非常に効率的なシステムと言えます。
このようなデマンド交通システムを導入することで、公共交通の存在しない公共交通空白地域が解消され、高齢者や子どもなど、移動手段を持たない方に外出機会を提供することが可能となります。
芳賀町デマンド交通ふれあいタクシー「ひばり」は、平成17年7月に運行を開始しました。
当初は芳賀町商工会が運行主体となり、町が補助をして運営していましたが、平成25年10月1日から運行主体を芳賀町に変更しました。
現在も、移動手段を持たない高齢者や子どもなど、多くの方の生活の足として利用されています。
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