更新日:2021年1月28日
芳賀・宇都宮LRT事業の進捗状況等についてのお知らせ
1.整備の進捗状況と開業時期の見通し
- 令和2年12月末現在、本町域における事業用地については、事業面積全体の約75パーセントを取得するとともに、道路改良工事等については整備区間の約8割で実施しているものの、残りは未着手となっています。
- これまで、事業用地の引渡しが完了した箇所から順次、各種工事に着手するなど、開業時期への影響がないよう工事工程を工夫しながら取り組んできたところですが、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、事業用地の取得に時間を要しており、目標である令和4年3月の開業が困難な状況です。
- 未取得の事業用地については、引き続き、早期取得に努めるものの、今後、約1年程度の期間を要するものと想定されることから、開業時期については、1年程度遅れる見通しです。
- 今後は、令和5年3月の開業を目指し、道路改良工事や軌道工事などの各種工事に取り組んでいきます。
2.概算事業費の精査
- LRT事業については、今年度、宇都宮市域においてレールの敷設を始め、停留場の整備や車両の製造に着手するなど、全ての工種における工事等が進められており、本町においても、これらの実績を踏まえて概算事業費を精査してきたところです。
- その結果、現時点において、本町域の整備に係る概算事業費については、建設需要の増加などの社会情勢の変化や、現地の施工条件等への対応、安全性・利便性の向上などから、「約35億円」の増加となり「約81億円(税抜き)」となる見込みです。
【本町・宇都宮市の概算事業費】
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当初 |
精査後 |
増額 |
芳賀町域 |
46億円 |
81億円 |
+35億円 |
(参考)宇都宮市域 |
412億円 |
603億円 |
+191億円 |
合計 |
458億円 |
684億円 |
+226億円
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(注意)対象事業費の約50パーセントに国の補助金を充当予定
- また、宇都宮市において整備する共用施設(車両、車両基地等)に係る本町の負担金については、事業精査の結果「約2億円」の増加となり「約6億円(税抜き)」となる見込みです。
【共用施設負担金】
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当初 |
精査後 |
増額 |
整備負担金 |
4億円 |
6億円 |
+2億円 |
※本町の負担割合は9.98パーセント、国の補助金を除く実負担額
芳賀・宇都宮LRT事業の進捗状況等について(PDF:756KB)
3.LRT車両の製造に係る進捗状況
LRT車両については、今年度から車両製造に着手し、今年度末を目途に1編成目の納入を目指してきたものの、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、一部外国製部品の調達が遅れている状況であり、1編成目の納入時期が2ヶ月程度遅れる見通しです。