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更新日:2024年7月3日
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A4チラシ(表・裏)
芳賀町出身の画家・北村重樹(1883-1962)と大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二(1884-1934)は、一時期、同じ雑誌『中学世界』に挿絵を提供していました。年齢も近い二人ですが、それぞれ対照的とも言える人生を送りました。
北村重樹は、栃木県芳賀郡祖母井村(現在の芳賀町)に生まれ、明治35年に上京し白馬会洋画研究所、そして東京美術学校西洋画科に入学します。美術学校を卒業後も画家として活動していましたが、父親の死去と共に郷里に戻り、郵便局長そして神職を務めました。そのため現在、画家としての北村を知る人は少なく、作品もあまり知られていませんでした。
竹久夢二は、岡山県邑久郡本庄村(現在の瀬戸内市邑久町)に生まれ、明治34年に上京し、翌年、早稲田実業学校に入学します。しかしその後、童謡、詩、挿絵、デザインなどの分野で多彩な才能を発揮し、日本の近代グラフィックデザインの草分け的存在、「大正ロマン」の代名詞と称されるようになります。夢二の作品は大衆から支持され、今尚その作品は人々の心をつかんでやみません。
この展覧会では、明治から大正期に活躍した二人の画家について、作品および関係資料を通して紹介しました。
期間 | 令和5年11月11日(土曜日)~12月24日(日曜日) |
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主催 | 芳賀町教育委員会・芳賀町総合情報館 |
協力 | 公益財団法人日動美術財団 |
後援 | 下野新聞社・読売新聞宇都宮支局・真岡新聞社・とちぎテレビ、エフエム栃木 |
観覧者数 | 1161名 |
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